平安京への遷都から1200余年。
伏見稲荷大社の千本鳥居や清水の舞台、石畳を歩く石塀小路、師走の顔見世……
歴史と風情が宿る京の街並みは、いつの時代もそこに生きる人々の暮らしと共にありました。
細い路地を1本入ると、路沿いに並ぶ家々にあたたかい日常の営みを感じます。

食卓に春を告げるのは、生節とふきのおばんざい。
海から遠い京都では、かつおに熱を加えた生節が重宝されました。
夏に欠かせないのは、梅肉といただく鱧。
疫病退散を願う祇園祭は、別名鱧祭りとも呼ばれます。
秋には丹波の黒枝豆“紫ずきん”をほおばり、
にしん茄子や万願寺とおじゃこの炊いたんなど、旬の味覚を満喫します。
冬のごちそうは、お出汁の餡がとろりとかかった、かぶら蒸し。
底冷えの厳しい京都ですが、やさしい味で体を芯まで温めてくれます。

家庭の味として脈々と受け継がれてきた、季節ごとのおばんざい。
風味や香りを互いに引き立て合う食の取り合わせを、京都では「であいもん」と呼びます。
旬の食材同士の出会いを楽しむ心に習い、このお店を「であいもん⁺」と名付けました。

丹精込めて作られた地元の食材や伝統の技が光る道具をお届けし、
お客様の暮らしに彩りを添える出会いをご提案させていただきたいと思っています。

であいもん⁺は、京都仏光寺堺町の寿司「ひご久」から京都にまつわる四季折々のご提案をさせていただくサイトでございます。京都へお越しの際は、ぜひひご久にもお越しくださいませ。

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